約6割の管理組合がマンション老朽化問題について話せていない
はじめに
こんにちは!ライターの唐津です。ふと国土交通省のマンションに関する統計を眺めていたら気になるデータがありました。
「平成 30 年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状」によると、マンションの老朽化問題について話しているのは56.3%だそうです。6割近くの管理組合は議論すら行っていないのはちょっとびっくりです….!
マンションの老朽化問題についての対策の議論を行い、建替え等又は修繕・改修の方向性が出た
管理組合は21.9%となっている。一方、議論は行ったが方向性が出ていない管理組合は16.6%、
議論を行っていない管理組合の割合は56.3%であった。
参考リンク:
古いマンションはどのくらいあるの?
老朽化問題が半数の管理組合の間で議論されていないらしいですが、現在のマンションの平均築年数はどのくらいなのでしょうか?
同じく国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果」によると、マンションの平均築年数は22.2で、都市部ほどマンションの老朽化が進んでいるようです。
全体では、「築40年超(昭和52年以前) 」、「築30年超(昭62年以前)」の割合は、9.5%、13.1%で
ある。平均築年数は、22.2年である。都市圏別では、「築40年超(昭和52年以前) 」の割合が東京圏で20.4%、名古屋圏で24.4%、「築30
年超(昭和62年以前)」の割合が東京圏で18.8%、名古屋圏で21.8%と、都市圏で築年数が古い物件の
割合が高くなっている。
参考リンク:
話せる議論の場が必要?
マンションの老朽化が進むと以下のような問題が起こりえます。
- 設備などの故障
- 古い感じがして住民が住まなくなる(空室率増加)
- 資産価値の減少
- 管理費や修繕費の増大
これらの問題はマンション住民に直結する問題なので、管理組合を筆頭に全員が自分事として話し合いのできる場があるといいですね。
終わりに
今回はマンションの老朽化問題紹介いたしました!
次回もお楽しみに!