【導入事例】30年超の大型分譲地でユーザー数500名を突破 〜DXで自治会の共助力を強化し、高経年分譲地再生に貢献〜

きやま,事例,分譲地

 住民限定コミュニティ醸成サービス「GOKINJO

 30年超の大型分譲地でユーザー数500名を突破

DXで自治会の共助力を強化し、高経年分譲地再生に貢献

 特定非営利活動法人きやまSGK(佐賀県三養基郡基山町けやき台、代表者 安本 正雄、以下きやまSGK)と、株式会社コネプラ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 磨樹央、以下コネプラ)は、コネプラが企画・開発・運営をするコミュニティ醸成サービス「GOKINJO(ゴキンジョ)」を、開発から30年経過した大型分譲地である佐賀県三養基郡基山町けやき台に202212月に導入しました。このたびサービス開始から8カ月でユーザー数500人を突破しましたのでお知らせいたします。

 

けやき台におけるGOKINJO導入・成果について

 コネプラが開発した住民限定サービス「GOKINJO(ゴキンジョ)」は、これまで分譲マンション向けに運用されてきました。一方で高経年分譲地再生という課題解決を目指すきやまSGKは、自治会のDX化推進による、多世代コミュニケーションの促進や住民の共助力強化を目的として、202212月に本サービを導入しています。なお、「GOKINJO」を分譲マンションではなく自治会へ導入したのは今回が全国で初めてとなります。

GOKINJO導入サポート会の様子①

GOKINJO導入サポート会の様子②

1.導入後の利用状況

  202212月の導入から8か月でユーザー数500人を突破しました。利用者のうち、60代以上のシニア世代が7割以上を占めますが(図1)、月間アクティブ利用率は約7割と高く、投稿・返信数も3100件以上となりました(2)。住民間の気軽で日常的な情報交換が頻繁になされています。

月間アクティブ利用率:月に1回以上アプリを開いた人の全ユーザーに占める割合)

▲図1:GOKINJO利用状況・利用者属性

▲図2:GOKINJOアクティブ利用率・投稿返信数

 

2.利用事例

 

3.利用者の声

4.今後の展開

 今後、地域の住民間共助ツールとして更なる利用者増、利用シーンの拡大を図り、以下の施策・機能開発等を実施検討していく予定です。

①アプリの「お譲り」機能と、SGKの拠点「きやの里」を活かした住民間のモノのシェアリング企画の実施

②利用していない各住戸の駐車場を住民間でシェアできる「駐車場予約機能」の開発

③独立しけやき台から離れて暮らす子供達に向けたアプリへの参加促進

④基山町役場や地域の店舗とけやき台住民間での、重要性が高い情報の相互伝達

 

佐賀県三養基郡基山町けやき台

 基山町は佐賀県の東端に位置し、鳥栖市、筑紫野市、小郡市に隣接する佐賀県の東の玄関口です。基山町のけやき台分譲地は、約1300戸の戸建て住宅とマンション2棟で構成されており、分譲地開発から約30年を経過しています。4つの自治会が活動しています。

▲佐賀県三養基郡基山町けやき台

特定非営利活動法人きやまSGK

 きやまSGKは、基山町の経験豊富なシニア層を「す(S)ご(G)か(K) 」と称し の知識や経 験を活かして地域力の底上げを図ることを主な目的として 、JRけやき台駅前の「基山SGK交流プラザ」を拠点 して活動しています。 登録メンバーは、当事業の目的に賛同する約 50名のボランティアや自治会役員経験者等で構成されます。 それぞれが「健康づくり部」「寺子屋部」「シニア就労支援部」「企業支援部」「きやの里部」「なごみ通所型サービスB・サービスD」「委託事業JRけやき台駅の案内および駅舎の管理事業」といった事業部会等に所属し活動しています。下記の事業部会等に所属し活動しています。

▲NPO法人きやまSGKメンバー

■今後の展開

 GOKINJO は、使いやすい・使いたくなるUI/UXを追求し、これまで導入したマンションや自治会で、幅広い 世代で高い利用率・高い満足度を獲得している実績があります。子育て情報の交換、シニアによる植物や 趣味の写真投稿など、私たちは普段の気軽な情報交換やモノのシェアリングを通じて、日常の気軽な人と 人とのつながりを構築し、いざと言う時の共助にもつなげ、街や都市の防災力の向上にも貢献します。 少子高齢化や地方の空洞化を背景とした、地域のつながりの課題をデジタル技術の活用で解決すること が私たちの使命です。今後、地域の DX 化や、デジタル田園都市国家構想の実現にも貢献して参ります。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社 コネプラ

(メール)support@conepla.zendesk.com